自分たち発信で
業務改革。ONも
OFFもおもしろい。

コロナ禍が蔓延していた2021年に、東京店でも次々と感染者が出たときのことです。
経理部の総勢は社員が６人。派遣社員とパートスタッフが３人なのですが、そのときは社員３人と派遣社員１人だけ。月末処理なども重なった時期で、それぞれの実務担当者がいないと何から手を付けていいか分からない・・・。
社員３名といっても、後輩２人と私。女子３人で朝から顔が真っ青になりました。

とにかく冷静になろうということで、タスクをリストアップしました。ブレイクダウンしてみると、それぞれが過去に経験した業務もあると分かってきて「じゃあ、私はこっちやるから、そっちはお願い」と、まさに連係プレーの連続（笑）。派遣社員さんにもすごく助けてもらって、なんとか乗り切ることができました。

今でもときどき「あの時はよくやったよねー」と話したりします。必死になると人間なんでもできるものだなと（笑）。
社内でも「よくぞ乗り切ってくれた。お客様に迷惑をかけずに済んだ」と皆さんから声をかけてもらったりして、私たちにとっても自信になったかなと。

上司から「これからのためにも、さらに共有体制を確立したらどう？」とアドバイスいただいたので、月１回お互いの業務を交換して、ノウハウを伝えあうジョブローテーションを始めたんです。

大きく分けると、日々の注文を受けて出荷処理を行う仕入れ業務、伝票の発行や請求関連を行う売上業務。展示会商品の引き取り業務。万が一のときも、フォローしあえる体制を固めているところです。

展示会商品の引き取り業務を担当しています。各メーカーの展示会で小売店さんからオーダーをいただくのですが、それぞれのメーカーさんに納期を確認して、納品手配までを行う仕事。どちらかというと営業サポートに近いですね。メーカーさんとのやり取りや、社内でも営業や倉庫管理の人たちと関わることが多い業務です。

有名なスポーツブランドだけでなく、アパレルブランドも一部担当しているので、ひと足先にトレンドに触れることも楽しさのひとつ。イモトはメーカーのブランド価値を守りながら販売チャンネルを広げることを得意としているので、大手ブランドともいい関係を築いているんです。

最初は覚えるのが大変でした。電話がかかってきても、メーカーさんと小売店さんの区別さえつかないですから。
でも、毎日やっていると自然に慣れてきます。メーカーの数は多いので３人で分担していますし、そもそも自分が関わってきた業界なので頭に入りやすいのだと思います。
もちろん、分からないときは上司や周囲の人に聞けばいい。皆さん話しかけやすい雰囲気なので、一人でどうしようとなることはないです。

皆さんに共通して言えるのは、明るくて元気。そして人柄がいいこと。
就活の会社訪問のときに、私が入っていくと一斉に「こんにちは！」と大きな声で挨拶してくださって、ものすごくびっくりしました（笑）。スポーツ業界って感じだなーと。

やはり、学生時代にスポーツをやっていた人がほとんどなので、ジャンルはさまざまですが、どこかで通じ合える感覚があります。
３ヵ月に１回くらいはフットサルが企画されたりするので、お互いに仕事以外の一面も見られて楽しいんです。「あの人、こんなに走るの速いだ」とかね（笑）。

兄２人がサッカーのクラブチームに通っていたので、一緒にくっついてくる女の子たちのためにもチームを作ってもらったんです。子どもながらに真剣にやっていました。
中学校ではバスケット部だったのですが、高校ではまたサッカー部にはいって副キャプテンをさせてもらっていました。練習はきつかったけれど、部活終わりにみんなでワイワイ過ごしたこともいい思い出です。

当社の取引先には、当時自分がつかっていたシューズのメーカーだったり、いつも通っていたスポーツショップも含まれています。営業担当者が学校の部活動にお邪魔して「今はこんなふうに練習しているんだって」などと話を聞くと、なんとも懐かしいというか、仕事を通じて応援してあげたいなという気持ちになります。

ほどよい距離感でしょうか。質問にはしっかりと答えますが、必要以上にフォローしてしまうと相手の成長をジャマすることにもなるので。失敗したって、逆に深く理解するきっかけにもなります。新しいことにもどんどんチャレンジしてもらって、私は影から見守る感じでしょうか。

でも、仕事以外の時間は、みんなでワイワイ過ごしています。
お昼休みもほとんどがお弁当持参なので、会社の食堂で食べながらすっとおしゃべりしてますね。定時の17時になったらロッカールームで着替えながら、誰かが「ごはん行く？」とか言い出すと誰も断らない（笑）。

そんな雰囲気かもしれないですね。ONとOFFのけじめはつけながら、楽しいメンバーです。
経理課のなかでいろいろな業務を経験していると、全体の仕事の流れが分かってくる。そうすると、自分がどのように処理をすれば、次に作業する人が動きやすいかを意識できるようになってきました。

また、自分自身のスキルを上げることも大切なので、今はExcelの技もいろいろ研究中です。まだまだ経理業務は深いので、もっと極めていきたい。自分たちが成長しているなと思えるのって、やっぱりわくわくしますから。

※ 所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。