みんなが良き友で
良きライバル。
思いっきり頑張れる。

東京店 ライフスタイル事業部 係長
2008年 入社
濱野 雅行MASAYUKI HAMANO

「SPINGLE(スピングル)」は、ブランド誕生からイモトが関わっているとか

「何足でも買うから、持ってきて」

カンガルーの皮革をつかったオールレザーのスニーカー、メイドインジャパンにこだわって手作業で作られています。個性的なフォルムと履きやすさが人気で、リピーターも多いんです。
もともとは広島県のゴム製造メーカーさんから、新しいチャンレンジをしたいとご相談いただいて、ブランド立ち上げ段階からずっとサポートさせてもらっています。

私がまだ入社していない頃の話ですが、最初はなかなか売れない時期があったそうで、先輩方がメーカーさんと一緒に試行錯誤しながら、根気よくお店を一軒ずつ回ってアピールして。そのうちにTVで紹介されたのがきっかけで火がついたんです。
その頃から私も担当させてもらったのですが、もう取り合い状態(笑)。小売店からは「スピングルなら何でも買うから、何足でも持ってきて」と言われて必死で在庫をさがしてました。

イモトが大きく貢献したブランドが大ヒット。どんな気分でした?

提案・販売しながら、メーカーと一緒に成長していく

先輩方の苦労がむくわれた瞬間というか、みんなが喜んでいて、私も非常にうれしかった。それと同時に「もっと拡販路線を伸ばすぞ」と気合いがはいりました。小売店の新規開拓もどんどんやりましたし、イベントの企画をしたり、ポップアップの提案をしたり。
ちょうどスニーカーがファッションアイテムとして注目されはじめた時期でもあり、いっきに第一次ブームがおこりました。

その他にも、フランス発祥の「PATRICK(パトリック)」も、日本の代理店が日本国内における商標権を取得して日本で作っておられる。こちらも当社とタッグを組んで、積極的にサポートしているブランドです。
一般的なパターンとしては、メーカー独自で企画製造された商品を扱うというケースが多いのですが、スピングルやパトリックのように、イモトを頼ってくださるメーカーさんとはさらに濃いお付き合いになります。一緒に試行錯誤しながらブランドを育てていくというか、メーカーさんと一緒に私たちも成長している感覚です。

スニーカーブームの火付け役はイモトですよね

「スポーツで履くもの」から「ファッションアイテム」へ

1997年頃、今の社長やその先輩方が営業担当していた頃です。その頃はまだ「スニーカー=スポーツで履くもの」という概念だったものを、ファッションアイテムとしてアパレル業界に売り込んだのがきっかけ。当時、最先端を走っていたセレクトショップなどに提案したことからブームがおこりました。
今ではファッション雑誌に必ずスニーカーが登場するくらいなので、本当に定着しましたよね。

ただ、アパレル業界ではさらに新しい売り方を模索されています。今が旬のもの、付加価値があるもの、たとえばメーカーとのオリジナルコラボなど新たな提案や仕掛けを求めておられる。それを考えるのが私たちの仕事です。
コラボ企画といってもマッチングさせるのは難しくて、メーカーとアパレルそれぞれの個性がうまく噛み合うように。同じようなことを各社に提案していたら、隣のお店同士でかぶってしまいますからね。各ブランドがめざす方向性や得意分野を見極めながら、個性をいかした提案ができるか手腕が問われるところです。

流行はどうやって追いかける?

海外マーケットや業界リーダーの動向を見ながら

なかなか先を読むというのは難しいんです。
たとえば、海外で売れているもの。いまの日本市場だと、韓国ファッションが旬なので現地で売れているもの。
もしくは、業界のマーケットリーダーでどのようなアイテムが売れているか。そこで今年売れたものが、来シーズンに普及する傾向もあります。
でも、お客さまから教えていただくことの方が多いですね、先方のほうが圧倒的に情報量は多いですから。

普段から提案する機会が多いのですね

メーカーの商品発表会、小売店の店頭販促などを支える

そうですね。私たちの一番の仕事は、メーカーの新商品発表会へ小売店の方々を誘致して、翌年の受注につなげること。私たちの提案方法によって小売店の売上を左右することにもなるので、今マーケットで求められていることを敏感に感じながら提案をするようにしています。

それから、小売店へ納品したら終わりというわけではなく、ユーザーの手元にちゃんと渡るように店頭での売り方もどんどん提案します。
店舗装飾だったり、専用の展示コーナーを作ったりと、見せ方を少し変えるだけでも売上は変わってきますからね。
また、実際にお客さまと接するのは小売店のスタッフさんなので、商品一つひとつの魅力はしっかりと紹介する。「スピングルの手作業へのこだわり、すごいよね」と共感してくださったスタッフさんは、やはりお客さまに説明するときも熱く語ってくれるはずです。

私たちとしては、日頃から販売提案やサポートをしっかり行うことで、商品だけでなくイモトのファンにもなってもらえたら最高ですよね。

一番の達成感を味わえるのはどんなとき?

誰もやったことない一歩を踏み出したとき

やはり、今までに事例がないアイデアを考えて実現できたときでしょうか。
売れているものを提案するのは売上に直結するので、それはそれで必要なことですが、ゼロから種まきをするような動きも将来のためには必要です。

たとえば、コロナ禍で行動制限がかかった時のこと。外で遊べるアウトドアが一大ブームとなり、テントや関連商材があるだけ売れるという時期がありました。
通常なら、アウトドアショップへ商品提案をするのですが、ここは市場開拓のチャンスと捉えて、まったく取引実績のないペット業界に飛び込み営業したのです。はじめのうちは「なぜ、うちの店で?」という反応でしたが、ペットとアウトドアはもともと相性がいい業界でもあるので採用いただけました。

ただ、正直なところ、まだそれほど売れてはいないんです。けれども、今までにない市場へ新規参入ができたことは大きい。誰も足を踏み入れなかった業界へ一石を投じられたことは、自身の成長にもつながったと思っています。

営業職、残業は多くないですか?

長時間、働くことがいいわけじゃない

正直いうと以前は遅くなるときもありましたが、今は残っていると怒られますから(笑)。当社でも働き方改革が進んで、しっかり根づいてきたようです。
忙しくても限られた時間内で片づけようとなると、自分でいろいろ工夫をするし、意外にうまく進められたりする。
今は営業に出かけたら、そのまま帰宅することも多いですね。

トップセールスマンとお聞きしています

やるからには一番を。みんな良き友で良きライバル

いやー、運もありますから(笑)。
でも、やるからには一番をめざしたいと思っています。営業のスタッフ同士、みんなスポーツでがんばってきた人が多いので、同じような感覚をもっているようです。自分がどれだけ頑張ったか、一日ごとの売上などもデータで見えるようになっているので、張り合いにもなりますね。

そして、自分が結果を出したことに対しては、会社がしっかり評価してくれます。経営トップの考え方として、みんなで頑張って得た利益はみんなで分け合おうというのが基本方針なので。

当社のいいところは、みんなで頑張ろうというスタンス。派閥もないし、足の引っ張り合いもない。良き友であり、良きライバルみたいな感じです。
人それぞれに個性があるので、すぐに結果につながる人もいれば、大器晩成型もいる。それぞれに認め合いながらつながっている感覚があります。

これからの目標を聞かせてください

信頼できる仲間と、もっと上を目指したい

実は、入社3年目のころに結構大きな失敗をしたんです。利益の面で会社に迷惑をかけてしまって、今でもときどき思い返します。そのときに、もちろん怒られはしましたが、何といったらいいか、失敗しても受け止めてもらえる空気があるんです、イモトには。
私としては、そこから挽回するぞという強い気持ちで頑張ってきましたし、営業職であるからは数字にも執着して、全社一番をつねに目標として取り組んでいます。

スポーツの試合でも、もうダメかもと思っても、そこから気持ちを立て直してねばり強く取り組むことで、挽回できたという場面はたくさんある。チームみんなで支え合いながら、さらに上のステージを目指していきたいと思っています。

※ 所属部署は、インタビュー当時の部署を掲載しております。

一日のスケジュール

  • 6:00

    6:00

    起床

    子どもたちに見送られ7時出発

  • 8:30

    8:30

    出社

  • 9:00

    9:00

    外出

    スニーカー小売店を訪問

  • 12:00

    12:00

    ランチ

    手作り弁当を会社で食べる

  • 13:00

    13:00

    営業打ち合わせ

    新商品発表会へお客さまと同行

  • 20:00

    20:00

    帰宅

    夕食、お風呂

  • 21:00

    21:00

    自由時間

    子どもの勉強をみたり、犬の散歩も

  • 23:00

    23:00

    就寝

プライベート

息子が通うバトミントンスクールのコーチ。
一人前の馬主になる夢も。

学生時代にバトミントンをやっていたこともあり、スクールコーチとして参加しています。実は、そこに息子も所属しているので、毎週末一緒に通えるのが楽しいです。

あとは、馬主。今は数名で共有の馬をもっていますが、いつかは独り立ちするのが夢。
経費的もかかるので、そのためにも仕事をがんばらないといけません。もともと競馬は好きだったのですが、今は馬の魅力にとりつかれています。

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