ライバルは時代
ベンチマークは、競合他社じゃない。
マーケットはどこへ向かっているか?
世の中のいまの気分は?
時代の風を読みながら、自身の感性を磨くことで、ビジネスチャンスが見えてくる。
イモトイズム01スニーカーブームの火付け役
「革靴よりスニーカーじゃない?」
上質なチノパンにボタンダウンシャツ、あえてスポーツ用スニーカーを合わせてみた。
1997年当時、まだセレクトショップが誕生し始めたころ。スニーカーはスポーツ用品店か靴屋という時代に、さっそくアパレル業界へ飛び込み営業をかけた。
他にはない新しい感覚と、「絶対いける」というスタッフの情熱とが、バイヤーのこころを動かしたのがきっかけ。
しかしながら、スニーカーがここまで市民権を獲得するとは予想できなかったけれど。
スポーツ・スピリットで
つながってる
スポーツのちからは偉大だ。
上手くなりたい情熱を燃やし、相手を思いやる精神を育て、心身を健康にみちびく。
オリンピックになれば世界をひとつにもできる。
そんな魅力を知る人たちが集まり、メーカーや小売店とともにスポーツ業界をもりあげている。
イモトイズム02スポーツに関わるみんなを喜ばせたい
「部活動訪問」という取り組みがある。
実際にグラウンドを訪問し、学生たちや監督と話しながら、販売促進をおこなう活動だ。
目的は、メーカーの思いや商品特長をじかに伝え、地元の小売店をサポートすること。同時に、学生たちの生の声を聞き、メーカーへのフィードバックも忘れない。
私たちが積極的に動くことで、三者それぞれが喜んでくれるし、ビジネスも動く。
でも一番うれしいのは、一生懸命な学生たちに出会えることかもしれない。
男がほれる男、
女子があこがれる女子
同性に限らず、めちゃくちゃ尊敬できる先輩がいる職場はたのしい。
先輩のようになりたいと思うから、成長も早くなる。
派閥ってなに?みんな公平で自由だ。
若手だってのびのびしている。
イモトイズム03「どうやったら社員がもっと幸せになれるか」
それが経営トップの口癖。
一人ひとりがいまの環境に満足して成長できることが、会社の成長にもつながる。
「成果が出たときはみんなで分け合う」のも、ベースにその考えがあるから。
超二流になろう。
そうすれば、一流にも勝てる
自信がもてずにいたとき、先輩から言われた言葉。
大企業じゃなくても、成績がトップクラスでなくても、自分の得意分野を極めればいい。
誰だって無限の可能性をもっている。
今では、自分が後輩につかうフレーズでもある。
イモトイズム04チャレンジを忘れない
商品を仕入れて売るだけなら、他に任せればいい。
私たちは先を見据えて、どんどん提案をしかける。
リブランディングで価格帯を数倍アップさせたい
新事業でスニーカーブランドを立ち上げたい
高校球児がほしがっているバットって?
真摯に応えつづけることで、イモトを頼ってくれる人がまた増えていく。
専門性×個性で光る
市場にはモノがあふれ、品質はどれも悪くない。そのなかであなたは何を選ぶか?
メーカーの専門性を知りつくした私たちがやるべきは、その価値を販売する人に伝え、まずファンになってもらうこと。ファンの情熱は、さらなるファンを生み出してくれる。
こんな時代だから、スポーツとファッションに精通したイモトができることは多くある。
イモトイズム05「スニーカーを売る」から
「スニーカーと生きる提案」へ
時代の先頭を走る、アパレル業界。彼らがいま提案するのは、このスニーカーで人生を豊かにしよう、ということ。
その戦略に欠かせないのが、スペックだけでなく、より深い専門知識だ。
イモト流にいうと、BigよりGood。表面だけでなく、内面にある本質的な価値に目を向けるということ。
やっと時代が追いついてきたか。やってやろうじゃないか。